当サイトのコンテンツでやりたかったのが、今回のシリーズになります。
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はじめのはじめ
国内アーティストが好きな方は国内サイトで間に合いますが、クラシックやジャズが好きな方は国内だけでは明らかに選択肢が限られています。自然と海外に目が向いてしまうかと思います。
参考情報
国内外のハイレゾ音源が購入できるサイトについては、以下の過去の投稿で紹介しています。その数の違いを改めてご覧ください。
なぜ海外サイトで買うのか?
海外サイトで買う場合、いくつかのメリットがあります。
国内サイトより安い
筆者がクラシック音楽が好きなので、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮「チャイコフスキー:交響曲全集」のアルバムを例にご紹介します。
サイト | 現地価格 | 日本円換算 *1 |
---|---|---|
国内サイト | 9,000円 | 9,000円 |
仏Qobuz | 45.48ユーロ | 5,247円 |
米HDtracks | 20.98ドル | 2,279円 |
*1 本記事執筆開始時(2017年4月14日時点)の為替レートで計算
いかがでしょうか?
国内サイトと米国サイトの価格差は3倍以上にもなるのです。筆者の経験上、ここまで価格の開きがでるアルバムは稀ですが、基本的に価格の高さは国内サイト>EU系のサイト>米国のサイトという順になります。
国内サイトは日本人にとって万が一のサポート面も安心という側面はありますが、ここまで海外サイトが安いとなると使わない手はないのです。
国内サイトより割引セールが多い
筆者は常に海外サイトのセールス情報をチェックしていますが、海外サイトは明らかにセールの回数が多くあります。
例えば米HDtracksでは、月に2~3回の頻度で15%オフや20%オフを行っています。しかも、その対象は出たばかりのアルバムであることもしばしばです。
そのため、ただでさえ安く楽曲を買える楽曲がより安く、しかも新タイトルを買えるなど、国内サイトにはない価格メリットを享受することができます。
国内サイトよりアルバムが早く手に入ることがある
最近はこの傾向は薄れてきましたが、海外レーベルのアルバムは国内サイトより早くリリースされる場合があります。
また、同じタイトルでも日本・EU圏・米国でリリースされる時期が異なることがあり、複数の国のサイトを使い分けることで、自分が気になっているタイトルをいち早く手に入れることができるようになります。
海外サイトで買うためのハードル
今まで書いてきたように、海外サイトでハイレゾ音源を購入するのはメリットしかありません。筆者もそうですが、多少英語が苦手でも敢えて海外サイトで買うのにチャレンジする価値はあります。
しかし、そう簡単に買わせてくれない仕掛けが施されています。特にメジャーレーベルなどの、世界的に展開している会社のタイトルでは、買おうとすると「あなたの国からは購入することができません。」という表示が出たり、ショッピングカートに楽曲を入れても決済画面に進めないといったことが起こります。
次回予告
次回は、グローバルなはずのインターネットにおいて、どういう仕組みで国別の購入制限が行われているかを解説する予定になります。
サイト別の具体的な購入の仕方を解説する前に、まずはその仕組みを技術的な観点からご説明します。これを理解することにより、万が一インターネット上に購入方法が載っていない海外サイトに当たったとしても、自分で応用して購入することができるようになります。
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