foobar2000を使いついに再びDSD Native再生ができるようになりました。
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今までの経緯
厳密には、ASIOProxyというのを入れると、中途半端なDSD Native方式はできていたのですが、制約が多く実用に耐えないものでした。
新たに登場した「DSDTranscoder」
2017年4月26日に、Super Audio CD Decoderのプロジェクトより「DSDTrancoder」がリリースされました。
このDSDTranscoderは、foobar2000から見るとASIOデバイスとして認識するようになります。Super Audio CD DecoderからDoP出力されたものを、DSDTranscoderで受けDSD Native方式に変換、DSDストリームをDACに送ることにより、DSDネイティブ再生を行うことができます。
DSD Native方式で再生するための設定方法
入手するファイル
以下のファイルを入手して、インストールします。インストールやプラグイン追加に関して、特に注意点はありません。
- foobar2000本体:http://www.foobar2000.org/
- Super Audio CD Decoder 1.0.x:https://sourceforge.net/projects/sacddecoder/files/foo_input_sacd/
- DSDTranscoder 1.0.x:https://sourceforge.net/projects/sacddecoder/files/dsd_transcoder/
- ASIO Support 2.1.2:http://www.foobar2000.org/components/view/foo_out_asio
各種設定
本記事は速報の扱いなので、簡単に要点だけ書きます。
- foobar2000の「File」→「Preferences」より、「Output」に進み「DSD: ASIO: DSD Transcoder (DoP/Native)」を選択します。
- さらにその配下の「ASIO」に進み、「DSD Transcoder (DoP/Native)」をダブルクリックします。
「ASIO Device」から再生に使うデバイスを選択します。 - さらに「Tools」→「SACD」に進み、「Output Mode」が「DSD」になっていることを確認します。
現時点で確認できている制約事項
DSDTranscoderは、本記事の作成時点でExperimental(実験版)扱いになっています。そのため、安定動作は保証されていません。
筆者の手元環境では、DSD64、DSD128の再生の確認ができましたが、DSD256の再生はできませんでした。
関連ページ
DSD 再生ガイドを作成しました。詳しくはそちらをご覧ください。
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