PCオーディオを扱っていると、たまにプレイヤーアプリの都合でファイル変換を行う必要が出てきます。
有料ですが、今回はファイル変換アプリのXrecode3を紹介します。なぜこれを紹介するかというと、筆者が考えるファイル変換アプリの決定版だからです。いきなりラスボスから入る感じですね。
Contents
Xrecode3の概要
できること
Xrecode3は以下のようなことができます。一般的なファイル変換からファイル抽出までができます。
- オーディオファイルのエンコード
- オーディオファイルの抽出
- オーディオファイルの結合
- チャンネルごとのファイルに分割
- 多重ファイルにエンコード
対応形式
Xrecode3はで対応している形式は、以下の通りです。PCで利用しうるほぼすべてに対応していると言っても良いレベルです。
- MP3
- MP2
- Ogg
- WMA
- FLAC
- WavPack
- WAV
- W64
- RF64
- DT
- Opus
- ALAC
- AC3
- AIFF
- AAC (MP4コンテナ含む)
- SWF
- TAK
- APE
- MPC
- OFR
- オーディオブック
- TTA
- RAW
- オーディオCDのイメージファイル
- SACDのISOファイル
Xrecode3のすごいところ
オールインワンな上にわかりやすい
Xrecode3は前述の通り、ファイル変換に必要な機能がまとまっている上に、簡潔で使いやすいインターフェイスになっています。他の変換アプリだとここまで簡潔なものはなく、Xrecode3が簡潔なのは明らかなくらいなのです。

エンコードが超高速
Xrecode3はエンコードが非常に高速です。昨今のマルチコアCPU環境では、論理CPUに1スレッドが割り当てられ、論理CPUをフルに使う形で複数ファイルのエンコードが並行して行われます。
例えばHyper Threadingが付いている4コアのCore i7では、論理CPUが8になるため、同時に8ファイルの音源ファイルのエンコードが進みます。音楽CDであれば20秒程度でエンコードが完了します。

ディスクイメージファイルをそのまま読み込んでくれる
オーディオCDはもちろんSACDのISOファイルまで読み込んでくれます。図にある通り、SACDのISOファイルからDSF/DFFファイルの抽出を行います。
通常、SACDではDSDはDST圧縮が行われているため、これを自動でやってくれるのは便利でしょう。

ただし有料
Xrecode3はシンプルで使いやすく、大変便利なアプリなのですが、最初に断った通り有料になります。
価格はユーロ決済の場合は10ユーロ、米ドル決済の場合は15ドルになります。現時点の為替では10ユーロ払った方がお得になるので、気に入った方は購入してみることをお勧めします。もちろん、購入の前に試用することができます。
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