ハイレゾ対応機器をそろえたら最初にハイレゾ感を体験してみたいと思うはずです。筆者はクラシック音楽が好きということもあり、生演奏の楽器で一番ハイレゾがわかるだろうと思っていたのですが、色々な音源を聞き比べた結果答えは違うところにありました。
じゃあ結局何を聴けばいいのだろう?ということになるわけですが、それは自然音です。筆者が実際にいろいろ聴いてきた限り、これは断言できます。「自然音かよ(笑)」と思った方は、このままお読みください。
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ハイレゾ自然音がすごい理由
すごい理由1:人間都合の音じゃない
そのため、音が可聴域に収まりやすいのですが、自然音はそうではありません。
人間側の都合とは関係ない、ありとあらゆる音が音源に収録されます。風の音や水のせせらぎ、鳥の鳴き声など、人間が聴くという前提に立たない音ばかりになります。
CDなどの既存の音楽メディアは、人間が聴こえない音域は必要ないという前提に基づいて音をカットしていますが、ハイレゾだとそのような音域も入ってきます。そのため、人間が聴こえない音域をふんだんに含んだ自然音の場合は、ハイレゾの音源スペックが生きてくるのです。
すごい理由2:誰でもリアル感を感じやすい
自然音というのは、耳が不自由な人ではない限り誰でも生で聴いている音になります。
そのため、特定のジャンル以上に音源の良しあしの判断が容易になります。
すごい理由3:癒し効果がすごい
自然音というのは、人間の癒し効果が大きいようで、とりわけ水のせせらぎの音はあらゆる場所で使われています。リラックス音源にも水の音がよく登場します。
そのような理由から、よりリアルな自然音は癒し効果がかなり強力に感じられます。これだけは実際に聴いてみないとその効果は伝わらないのですが、筆者は実際にとある自然音を再生したところ、強力な癒し効果を感じたことがあります。
おすすめのハイレゾ自然音
e-onkyo musicのみ、DSD5.6MHz/1bit(DSD256)で公開されているジョー奥田というアーティストの自然音になります。
筆者はすべてDSD音源で購入しました。風と波の音を楽しみたい方は「The Big Island」、森の中の音を楽しみたい人は「ATAMI」「YAKUSHIMA」、日本の田舎にある川のせせらぎを聴きたい人は「HOTARU」をお勧めします。
- [ジョー奥田] HOTARU
- [ジョー奥田] Quiet Wave
- [ジョー奥田] AMAMI
- [ジョー奥田] YAKUSHIMA
- [ジョー奥田] The Big Island
- [ジョー奥田] HOTARU
筆者は、音質比較のために元音源をPCM 44.1kHz/16bitに変換したものと聴き比べてみたところ、はっきりとわかる差を感じました。是非DSDネイティブ再生をしてみてください。驚くほどのリアルさを感じると思います。
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