ワールドワイドで見ても音楽ストリーミングで技術的に一番進んでいるのが、国内の「Primeseat」というサービスになります。
Primeseatはどんなサービス?
良いところ
Primeseatの音質はとにかく高音質、ハイレゾのすごさを体感できる。これに尽きます。
DSDであれば最大5.6Mhz/1bit、PCMであれば最大192kHz/24bitの音源スペックが配信されます。
筆者がこれを聴いていてすごいと思ったのが、ジョー奥田 自然音作品「The Big Island」になります。
正直、これを聴く前は自然音の配信には大した価値がないと思っていました。ところが、実際に聴いてみると、あまりにもリアルな波や風の音が聴こえてきて「ハイレゾすげー」と本気で思ったのがこの作品になります。
筆者は自然音は心を癒す効果があると思っていますが、音がリアルだと癒し度が強いなと思っています。「自然音ごときでそんなことがあるのか?」と疑いたくなる方は是非聴いてみてください。
悪いところ
チャンネルが大して多くなく、聴きたいコンテンツには乏しいかと思います。
目玉のコンテンツについては、聴く権利を得る割には割高感が否めない価格設定になっています。
配信は独自方式を使用
Primeseatの配信は独自方式になっています。そのため、専用のアプリを用意する必要があります。
MEPG-DASHという規格化された配信方式を使い、音源が配信されます。これは、音源をいくつもの細かいブロックに分割し、再生が進むにつれてサーバー側からブロックがどんどん送出される仕組みになっています。
理屈上では、このブロックをすべて受信し一つにできれば自分の手元に保存して聴くこともできるのですが、試みたところ独自方式になっていました。暗号化されているようにも思われます。
具体的には、MP4コンテナをベースにそこにELAC(PCM配信の場合)やDSD(DSD配信の場合)を格納しているようです。
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