2017年5月17日更新
PCオーディオに適したプレイヤーをご紹介します。今回はfoobar2000になります。
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foobar2000の概要
このアプリは、実は単体だと機能が不十分になります。コンポーネントの追加をすることで、機能の追加を行うことができるようになりますが、そのコンポーネントの種類が非常に多いため、実質これが最強といっても良いプレイヤーアプリになります。
foobar2000のお勧めコンポーネント
筆者がfoobar2000を使ってきた中で、お勧めのコンポーネントをご紹介します。
Super Audio CD Decoder
2017年5月17日更新
Super Audio CD Decoderは、DSDの再生には必須のコンポーネントになります。この記事作成時点の最新バージョンにおいて、できることは以下の通りになります。
- DSDネイティブ再生(DoP)
- DSDネイティブ再生(DSD Native)
- DSDをリニアPCMに変換して再生
- SACD ISOの再生
- WavPack DSDの再生
DSD再生においては、複数コンポーネントを利用する必要があります。詳しくは当サイトのDSD再生ガイドをご覧ください。
HDCD Decoder
HDCDとは、大まかに書くとCDで44.1kHz/20bitもしくは44.1kHz/24bitの音源をCDに収録し、専用のデコーダーがある場合はそのスペックの再生、ない場合は44.1kHz/16bitの再生をできるようにする技術です。
HDCD Decoderを入れることにより、foobar2000でHDCDもしくはHDCDからリッピングした音源をHDCDのスペックとして再生できるようになります。
アルバムがHDCDかどうかは、実際に再生してみないと判らないことが多いため、これを入れておけば少なくとも入れない時よりは高音質で再生できる機会は増えます。
ASIO support
ASIO supportは、名前の通りASIO対応のDACを使うことができるようにするためのコンポーネントになります。カーネルミキサーを経由せず、ASIOデバイスにダイレクトに音声出力ができるため、PC内における音質劣化を最小限にすることができます。
ASIOデバイスを使う際は、必ずPCにDAC用のASIOドライバーをインストールしておく必要があります。
WASAPI output support
WASAPI output supportは、Windowsのオーディオ出力APIであるWASAPIを使うことができるようにするだけのコンポーネントになります。WASAPI排他モードが使えるため、こちらもカーネルミキサーを経由せずに音声がダイレクトで出力できます。
ASIOよりはレイテンシーが落ちるため、基本的にはデバイスがASIOに対応していない時はこちらを使うという位置づけになります。
DVD-Audio Decoder and Watermark Detector
DVD-Audio Decoder and Watermark Detector は、PC上でDVDオーディオを再生するためのコンポーネントになります。このほか、MLP LosslessやTrueHDも再生できるようになります。
PCを使ってDVDオーディオを再生する人はほとんどいないと思いますが、音質重視で再生する場合はこれが唯一の選択肢になります。
Columns UI
Columns UIは、foobar2000のユーザーインターフェイスを標準から変えるためのコンポーネントになります。標準のインターフェイスが合わない方は入れてみると良いでしょう。
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